ミゾソバを考える(花 その1)

ミゾソバの花芽がどのように分化していくか、観察したことがありますか?
可愛い花の写真を写すことは有っても、観察なんてやんないですよね?幸い我が家にはミゾソバが咲いていますので、花がどんな順で咲いていくのか見てみましょう。

花芽が出来た所です。

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専門用語が分かりませんので、私独自の言葉で説明していきます。
花芽が出来る所の葉は、通常の葉と違った形をしています。上の写真で「変形葉」としている葉です。この場合は通常よりも長めの葉になっています。丸い葉などもあります。その上部に「第〇小葉」としている葉が有りますが、これは葉身の湾入が無く細長い姿をしているのが一般的です。

最初の花序柄が伸びてきます。

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第二小葉から新しい花芽が出てきています。また第一小葉からも花芽が分化している所も見えています。
ここで大事なのは、一つの変形葉や小葉からは、2本の花序柄が出てくるという事です。これは全てのミゾソバの仲間に共通のようです。
まれに下の写真のように3本を見る事がありますが、これは異常な姿と言ってよいと思います。

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第一小葉から出た2本の花序柄に花が咲きました。左の花序柄には小葉が有りません。この場合は花芽の新しい分化は無いようです。

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第一小葉が有る場合は花芽が分化していきます。下の写真では左の花序柄です。

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下の写真では花穂の下に第二小葉があります。更に分化していくかもしれませんが、変形葉から2本の花序柄が出て、2つの第一小葉から2本の花序柄が伸びるのが一般的のようです。

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変形葉から出た花序が全て開花した状態です。

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上の写真と同じですが、ここまで来ると、変形葉の下の葉からも花序柄が伸びています。(見えにくいですが、左に有る花序です。)

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葉状の托葉が有る葉の付け根では、花芽の準備が出来ているという徴のようです。

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この葉状の托葉は変形葉の下2~3枚の葉に出ているのが一般的ですが、全部が葉状の托葉という株も探せば見つける事が出来ます。また下のような鞘状の托葉からも花芽が出ていることもあります。更に私が観察する一地域の群落で葉状の托葉が無いものもあります。

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まれな例はありますが、基本は変形葉から花序が出て、次に小葉から花序が出る。4個目の花序柄が出てきた頃に下の葉状の托葉を持つ葉の付け根から上の葉から順に花序が出てくるというのが、ミゾソバの花の咲き方の基本と思われます。

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