ミゾソバを考える(葉 その1)

ミゾソバが大好きな私ですが、未だにミゾソバの区分が出来ずにいます。
ミゾソバは、ミゾソバ・ニシミゾソバ・コミゾソバ・ヤマミゾソバ・ヒカゲミゾソバ・オオミゾソバに分けられているとの事ですが、その特徴は検索等で見ていますが、100%これだ!というミゾソバに出合っていないような気がします。オオミゾソバ?と思っても、その特徴として書かれている、草体が大きく、葉は長めで、葉柄の翼が発達して、というのが一般的ですが、草体が大きく、葉は長めで、葉柄の翼が全く広がっていないや、草体は小さく、葉は長めで、葉柄の翼が一部でやや広がっている等々、なかなか全てが一致するミゾソバに出合えていません。
遺伝子解析等を行えばある程度絞り込みが出来そうですが、そんな事は大学等の研究室と共同でやらなければわからない事。
そんな訳で、ミゾソバにはどんな特徴が有り、どんな変化を見れば区別できるのかを、私のエリアで見る事が出来るミゾソバで考えていきましょう。
野の花は「野の花便り」で掲載していますが、ちょっと大き目の画素数で掲載していきますので、こちらで掲載していきたいと思います。可愛いミゾソバの花は野の花便りで紹介していきます。

「葉 その1」は葉の、それぞれの呼び方を統一したいと思います。

葉の各部分の呼び方は、愛知教育大学自然科学科の呼び方に従います。

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葉の特徴を言う時は、私独自の呼び方で行いたいと思います。

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葉の特徴を見る時は、花序が出ている上から2~3枚目の葉は無視しましょう。特に上から2枚の葉は異形をしています。
上から言うと、「首廻りがはっきりしている」とか「首回りが不明瞭」
「腹廻りが張っている」とか「腹廻りがスッとしている」とか
「腰廻りがキュッとくびれている」とか「腰廻は寸胴ぎみ」とか
「尻廻りがパンと張っている」とか「尻廻りが貧弱」とか
「お尻がキュッとしている」とか「お尻が平坦」とか
また葉柄の両端に付く翼状のものについては「葉柄の翼は見られない」「葉柄の翼は盛り上がり程度」「葉柄の翼は見られるが不十分」「葉柄の翼が十分に広い」
等で考えていきたいと思います。

それじゃ、私独自の表現がどのような物かを見て行きましょう。
「首廻りがはっきりしている」は上の葉のような葉を指します。
「首回りが不明瞭」は次のように徐々に細くなっている葉を指します。

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次に「腹廻りが張っている」はお相撲さんみたいな感じかな?

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上の写真の真ん中あたりの葉です。腹廻りが張っている為には、腰廻がキュッとしている必要があります。
「腹廻りが寸胴ぎみ」の一つはこんな感じで、「腰廻が貧弱」で丸みが無い感じです。

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下の写真の右に有る葉のように、細長い葉でも見られます。

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腰廻りは上の写真で確認して頂いたと思いますが、キュッとくびれていると言えばこんな葉でしょう。

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上のミゾソバはオオミゾソバかな?と疑っていますが、オオミゾソバの特徴として記されている「葉柄に発達した翼が有る」に該当するような翼を確認することが出来ませんでした。

最後は基部の形です。
愛知教育大学の論文では次のように表現されています。
切形・浅い心形・楔形。
切形をミゾソバで見る事は少ないです。葉柄と葉の付け根が平らで、側裂片が無いという形ですが、探せば近い葉は有ります。でも普通のミゾソバでは見る事は出来ません。

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次に心形ですが、下のような葉で、ハートマークのように葉柄と葉の付け根がキュッとしている感じです。でもこの形の葉は、花序が出ている上部の異形葉でしか見る事は有りません。

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次は楔形ですが、これは記載の誤りとしか思えません。「楔」は葉柄と葉の付け根に従い細く尖った形なので、「矛形」の誤りでしょう。矛形を調べてみると「鉾形」と記されているところが有りますが、意味は同じでも感覚的には「矛」の方が私的にはイメージすることができます。
矛形はミゾソバの一般的な形でしょうか?

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ここまで理解すればミゾソバの区別が出来そうですが、それが分からないのがミゾソバの奥の深さです。
単純に私の観察力が無いだけなのかな??

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